それから冷蔵庫にあるもので、適当に夕食を用意した。



…お姉ちゃん帰ってくるかな。



チラリと時計に目をやると、時刻は7時丁度。



…先に食べよう。



まだフライパンの中にあるレバニラをお皿にうつし、ポトフを温めなおして、あまりもののご飯をレンジに入れた。



料理をテーブルに運び、お茶を用意してもくもくと食事を始めた。



あたしは一人で食事するときは「いただきます。」と言わない。



だって誰もいないこの家で言う「いただきます」は

何だかあたしを寂しくさせるから。