「ぁッ・・・・・・湊」
白い首筋に紅色の証を付ける。
「今までこんなことして・・・・・・寂しかっただろ?」
ふしだらに体を差し出してまで俺を繋ぎとめておきたかった気持ちが今更ながらにわかる。
愛の無い夜伽は焦燥感が膨らむから。
バスソルトのローズがふわりと首筋から香った。
やっぱりこの匂いが好きだ。
「こんな無茶するな」
「だって・・・・・・湊に傍に居て欲しかったもん」
こう言って体を寄せてくる世莉奈が堪らなく可愛いことを、ホントはずっと前から気付いてたのかもしれない。
認めたくない意地と、俺の勝手に作り上げた主従関係が焦燥感になって邪魔していた。

