「私凄く田舎育ちで、親の事なかったら、東京に来る事なんて、なかっただろうし」


『でも、東京に来て知り合えたやん』

「はい」

『仲良くしてな』

「いいんですか?」

『ええに決まってるやんか、な貴哉!』

『あ?好きにすれば』

『貴哉』

「いいんです」

『でも、学校では、内緒やで』

「ん?」

『何があるかわからんからな』

「?はい」