Last Game〜過ぎ去りし日々〜

「やらん。バイトして遊ぶわ。」



「マジで?野球やらんの?」


「野球なんかやるか」


「もったいないな〜。せっかく…」


「うっさい。野球の話なんかすんな」

「わかったよ。んな怒らんでも…」

「てか入学式終わったみたいやで。」

俺の目線の先には生徒の列がズラっとならんで歩いてる。


「ほな俺らもいくか!」

弘貴が立ち上がって、言うた。


クラス表を見ると俺と弘貴は同じA組やった。


人見知りが激しく、人とあまり話さへん俺からしたら安心した。



クラスに行き、席につくと、担任っぽい女の人が入ってきた。


若い。んで結構綺麗や。


そんな事考えてると、ふと弘貴と目が合った。



めっちゃにやけとる。


……お前正直キモい。