母さんは優しい人だから、そんな厳しく俺に言わなかった。 ただ「頑張れ」と。 …………最初はこんな小さな小さなことだった。 恐いものだが、“差”と言うものはどんどん広がってく。 小3ぐらいに、俺と兄貴は剣道を始めた。 その時だって…………。 「優っ♪剣道頑張ってるんだって~?さすがねぇ」 そんな母さんの声が俺の心に響いたり…。