戦国「・・・・弥生・・・だと?」


 弥生「戦国、あなたの愚かさは、今後私たちの「日本史ナンバー」の中では、驚異になりかねないわ。」


 そこまで言うと、私は一度言葉を区切る。


 あいつと違って、文字数をオーバーするなんて、芸当する気はサラサラない。


 弥生「頭が切れる敵と、無能な部下。どちらが私たちにとっては驚異なのか、言うまでもないでしょ?」


 戦国「まて、これは間違いだ。あいつに・・・うさ美に、そんな芸当できるはずがない。」


 弥生「だから・・・彼女には、そんな芸当持ってないわ。名前を改ざんするなんて芸当あるはずないわよ。だけど・・・私なら、どうかしら?」


 確かに、うさ美は、それほどまでにパソコンの知識はない。


 それは、過去に、彼自身が実証済みだろう。


 彼は過去に、うさ美の改造データを破壊した経歴を持っている。


 だからこそ、よく分かるだろう?


 私が誰なのか?


 私が何者なのか・・・。


 戦国「・・・本物なのか?本物の弥生なのか・・・だとしたら、いつの間に?」


 文字越しでも分かる、戦国の同様。


 弥生「答える義務はないわ。」


 戦国「冗談・・・冗談だろう?」


 弥生「冗談でも、嘘でもないわ。」


 そこまで言うと、私は一息ついて、こいつに止めを刺す。