その日の営業を終え、大量のアルコールを浴びた俺は、帰るなりベッドに突っ伏した。


真っ白い天井を、ボーッと見つめる。


母さんの言っていた、ばあちゃんの七回忌は、今週末にある。


あの頃から、俺は変わったのだろうか。


今の俺を、正々堂々とばあちゃんに誇る事が、出来るのだろうか。


静かに目を閉じた俺は、寝不足も手伝ってか、知らないうちに深い深い眠りへといざなわれていた。




夢を見た。


それはやけにリアルで。


「優ちゃん、おばちゃんおじいちゃんのとこに行って来るから」


そう言って、ばあちゃんはさっそうと俺の元から消えて行った。