バニラ

正直、あなたは特別かっこいいわけではなかった。でも、雰囲気とか声とか、かすかな香水の香りとか、さりげない優しさとか…いちいちドキッとさせる。
だけど、やっぱり声かな…。ずっと話を聞いていたい。あなたの声を聞いてるだけで気が遠くなりそうだった。
時間が経つのも早くて1日があっという間に過ぎていく。次の約束がない時は連絡が来るまで苦しくてたまらない。早く会いたくて…だけど、私から連絡する事は出来なかった。会いたくてたまらないって気持ちが伝わってしまうんじゃないかと心配で誘えなかった。ホントに自分でも可愛いげのない女だって痛感…。