休み時間

俺は机にひじをついていた




「さーくーらーい!あっそぼうぜ!」


話しかけてきたのは4.5人の男子

・・・誰やっけこいつら

名前わからへん



「お前ってcoolだよなあ・・・」

「この学校にあわないって感じ」

「おい!それをいっちゃおしまいだろ!」

「あははーわりぃわりぃ」




俺はまた音量のうるささに眉間にしわを寄せた

またか、と思い

このうるささから遠ざかりたくて言ってやった



「別に来たくて来たわけじゃねえよ、こんな学校」


その言葉に騒がしいクラスが一気に静かになった

俺はそれを無視して立ち上がり俺を囲んでいた男子に背を向け教室を出ようとした

そしたら



「てめぇ、今何つったんだよ」



1人が俺の肩をつかんで振り返らせ

俺の胸ぐらに手をやった



「こんな学校来たくて来たわけじゃねえつったんだよ」

「んだと・・・こら」



ちょっとこいつ俺に遠慮してる?

胸ぐらにある手がゆるかった

その手をふりほどいて言った



「それから、この馬鹿クラスにもな」

「てめ・・・!」



そいつが俺のことを殴ろうとした時

誰かが止めに入ったんだ



「中津!もうええやん・・・!落ち着こうや」

「大智は、こいつにこんな風に言われて平気なのかよ!」

「・・・平気じゃないけど、うちらクラスメートじゃん?」



止めに入ったのは

あのうるさい女


「クラスメート?こんなやつ、仲間じゃねえ!」

「中津っ!」



中津は教室を飛び出していった

俺は女と目が合う

そしたら女が言った


「ごめん!中津本当はああいう奴じゃないんだ!ちょっと今日は機嫌が悪くてさ・・・」

「・・・」


俺は無視して教室を出た

そしたら女が俺に向かって叫んだ



「授業!さぼんなよ!このクラスのルール!」

「うぜえんだよ・・・」



聞こえない声で言ってやった

どいつもこいつも

うるせえやつばっか