「気合いれようぜ!」

ボカッッ


また大智は殴られる

いくら大智でも相手は男

戦えるはずない


「大智・・・!もういいから!」

「・・・大丈夫だってば・・・・・・!」

「戦えねぇくせに強がってんじゃねぇよ」

「・・・」

「お前みたいなザコはあのアホ集団と一緒にいれば・・・」

「なんつったん?」

「はぁ?」

「やーかーら、今なんつったん?」

「あのアホ集団」

「お前、ぶっ飛ばす」



そういって大智は

神崎の胸ぐらをつかんだ


「おぉやれんじゃねぇかよ」

「・・・みんなは、関係ない」

「そっ勝手にすれば?でも、お前かわってねーよな」

「・・・何が」

「そうやって仲間の事馬鹿にされるとすぐに切れるところとか」

「っ・・・」

「また昔に戻る気か?・・・誓ったんじゃねぇのかよもう暴力はしませんって」

「・・・そうだけど・・・・・何か?」

「今のお前、暴力で解決しようとしてんじゃん」

「そんなことっ・・・」

「じゃあ、この手はなんだよ。俺のこと今にも殺しそうだぞ」




大智は静かに胸ぐらにあった手をほどいた

そっか・・・

大智は暴力を降らないようにしてるんだ



クラスのルール

だもんな