「じゃあ、私のことから話す?」

「・・・別にたいした話じゃねんだろ」

「まあね・・・」




そういって大智は少し笑い口を開く



「私、中学のとき警察によくお世話にになってたんだー」

「嘘!!!!!」

「まぢ 笑」

「夜遊びとか、朝帰りとか、学校さぼりとか・・・あの頃の自分には常識やった」

「・・・冗談」

「ちゃうわ!」



明るく言ってるけれど

目はすごく真剣そのもの



「警察にお世話になる前、よく夜中に家を抜け出して遊んでたんだー」

「で?」

「やっぱ、へんな奴らとかよってくんねん。そんときは男3人くらい?話しかけられてん。ねえちゃんあそぼーって」

「・・・そしたら・・・・・・?」

「普通にすわって話して・・・そしたらいきなりその男達がさ、レイプしてもいいやつ紹介してよって」

「・・・え」

「ビビッて、そんときはうまく話しそらしたんだーそしたら何日かたった日、友達がかってに男達に紹介してたの知った。笑って話してたから、まぢ腹立ってさ」

「なぐった?」

「んなわけないやんけ 笑」



あきれたように大智は笑った



「誰を紹介したんかは知らなかったけど・・・たまたま通りかかった時みつけて」

「・・・レイプされる寸前・・・・・・?」

「そお!車に女の子がさ無理やり入れられそうになってて・・・」

「助けた?」

「助けた」

「すご」

「でも警察送り」

「え・・・?」