はるかはりなに続けて言った。



「山本は優しいから嫌でも
断れないんじゃないの?
あと、先生はのぞみと話す時
の方が楽しそうだけど?」



はるか…凄い事を言い出すね(苦笑)



「 もしかしたら…矢野さんも
山本好きだとか?!」




とどめをさすように



りなが言い放った。










矢野さんは顔を真っ赤にして


自分の席へ帰っていった。













「皆……ありがとね。
何か先生の自慢されたとき
凄く……悔しかったんだ。
先生がわたし以外と話すのは
当たり前でしょ?
だけど、さっきみたいに
何を話したかとか言われたら
『先生を取らないで!』って
強く思ったんだ……。」








これがわたしの今の気持ち。










矢野さんに話をされたとき






心のどこかが寂しくなった。






この気持ちは、なんだろう?