そして、わたしと先生は


ハンドコートから靴箱までの


長い長~い道のりを……。


2人で並んで歩いて帰った。




少しでもいい。





先生と一緒にいる時間を…




幸せを大切にしよう。

























「靴箱…ついたね。」


うつむきながら先生に言った。


「ん?どうした?
吉和は家に帰りたくないのか?」


先生は心配な目で見てくれている。




面倒な生徒でごめんなさい。



貴方との時間を過ごせて


わたしは幸せでした。



これからはもっともっと


貴方に幸せを求めるかもしれない


けど、よろしくねっ★



そういう意味をこめて


「ううん!家に帰るけど
先生はわたしの先生で
いてくれるよね?!」


と言っているわたしがいた。


今思えば凄い発言をしたな…。


と思うけれど先生は頷いて


「吉和は俺の生徒だっ!」


と言ってくれた。


この瞬間わたしは先生に


恋をしました。