「のんー!お疲れ様あ♪
山本…凄い笑顔でこっちに
来たから焦ったよ(笑)
あんな笑顔初めてみた!」



家に帰る途中えりが驚いたように

わたしに話をした。





先生はクラスで見せた事なんてない


笑顔だったんだって。




えりは山本先生が担任だから…



良く先生を見てるはずだよね…?





わたしには良く見せてくれる笑顔を

今日もしてたけど……?




もしかして、あの笑顔って


わたしにしか見せないの?



なんて有り得ないよね。





「でも先生の笑顔はいつも
わたしと話すときに見せる
笑顔だったけどな//~」


「…それは絶対に山本はのんの事
気に入ってますな!!」



「へ…??」


驚いてとぼけた声が出た。






先生が…わたしをお気に入りに??






「だっていつも思うけどさ。
のんと喋るときは楽しそうだし
良く喋るじゃん?」



「うん。話題が尽きないよ…☆」



「前うるさい女子が先生に
絡みに行ったら先生スルー
してたんだよ??
それ見てからのんと山本を
見てたら…何かお互いが
意識してる気がする。」