ありがとう



「えーっと、今日から
 夏期講習に入って、塾にも
 入るという事で…」

私は母と塾を申し込むために
ななも一緒できた。
私はな~んも話を聞いてなかった。
隣に座っているものの
なんにも耳に入ってこなかった。
聞いてる振りするのが
昔からのクセ。治さなきゃ…

「はい、じゃあ席決まってるんで
 片原さん。ここに座ってください。」

よっしゃあ!!

「はい。」

勇次がこっちを見て微笑んだ。
最高だった、その席は最高!
一番後ろだけど、勇次が左ななめ前!
ななはちょっと遠くなったけど
休憩時間もあるらしいからよかった。

塾は7時から9時30分まで。
結構長いなあと思いながらも
ちゃんと勉強した。
だって勇次がいるんだもん!
それに席も近いしね。

休憩時間になると
なな、前田、勇次、私!
4人は当たり前だった★
休憩時間も楽しかったな~
本当毎日が楽しくなりそう!

「奈美!俺の事好き?」

勇次がいきなり言い出す。
私は戸惑いを隠せなかった。
他の学校の人もいるのに・・・
何でこんなこと聞くのよお。
てか勇次の声でかすぎだよお…
みんな見てんじゃんか。

「勇次もいきなりだよな~。
 そういうのうまいよな!」

あははと笑いながら前田が言った。
これで何とか逃れたと思ったら…