授業が終わり俺はあきらを呼んだ。
嬉しそうに来るあきらが
なんか安心感をくれる。

「あきら俺な、」

「一目惚れしたってかー!!」

俺が言う前にあきらが言った。
俺は図星を隠せない…
またあきらが言う。

「あー!図星やあ!
 やっぱりそうやったか☆
 勇次って昔っから分かりやすいよなー。
 絶対一目惚れだもんなっ!
 廊下でぶつかった子だろ?
 可愛いかったもんなー。」

あきらはなぜすぐ分かる…
ほんとこいつだけは、
勘弁してほしい時がある…。

「やっぱあきらにはかなわねえな!」

お互いに笑いあった。
それであきらには全部話した。

窓から見ていたこと。
俺が一目惚れしたこと。
同じ小学校だったこと。
名前が分からない事。

そして…

いつか告白するっていう事。

あきらは全部聞いてくれた。

「お前ならできるって!頑張れよ☆」

あきらの一言で
俺は頑張れる気がした。