ありがとう



「ゆーうじくんっ!もしかして
 あの子に惚れちゃったとかあ?」

冗談半分にあきらがいう。

俺は思った。
一目惚れだと。
あの子に一目惚れした。
そう思った。

このことはあきらに
そのうち言おうと思った。


俺は授業中もその子の
ことばかり考えてた。
俺が知ってるのは
同じ小学校だっただけ。

同じ小学校のくせに
名前も知らない。
俺はなんて最悪な男なんだ。
一目惚れした子の存在も
知らなかったというのか。
そう考えると俺はバカバカしく思う。