隣からは華織のニヤニヤと嫌みっぽい声 さ・い・あ・く 目もばっちりあってしまい…行かない訳にもいかないから重い足を浮かせた。 近づくと向井 和人が声をかけてきた。 「わ。こないかと思ったのに」 うっさ。じゃあ呼ぶなーって! 「じゃあ俺行くわ」 ああ。圭行かないで そんな思いもむなしく圭は走って仲間のなかにはいっていってしまった。 「あ!あのーっ昨日のことなんだけど」 「あ!あのさあ!」 話……ふせがれたし。 「今日一緒に帰りま…しょう」