あたしはこんな慌ててるのに和人はまだスウェットのままで
「いいじゃん。も少しこのままでいよーよ、せっかく律からうちに来てくれたんだし。どうせなら3限目くらいから―――
―――「ばかっ」」
あたしが怒鳴ったら和人がムッとした。
「まだ俺の片想いだったの?」
「違くて!!」
毛布を頭までかぶって泣きまねする和人の毛布をはがす。
「あたし生徒会!―………それに
時間にルーズな人…きらい…」
そう呟いた瞬間和人が飛び起きたのは言うまでもなくて、
でもあたしたちは結局遅刻…。
5分で学校着くはずないのよ。
あたしが和人のバイクの後ろに乗ってきたってことは秘密

