「っ和人!!」 水面からでると律がいきなり口を開いた。まあ無理もないけど、うん。 律の左手の薬指にキラキラ光ってるのをみて俺まで顔がほころぶ。 「ん?」 「ん?じゃないよ!これ……」 律が左手を俺の顔のまえでひらひらさせる。 「プレゼント」 「え」 俺は律をギュッと強く抱きしめる。 「予約だから。」 こんな真っ赤な顔見せられるはずないじゃんか。一応恥ずかしいもんなんだから。 「―――――っありがと!……和人」 律も強く抱きしめ返してくれた。