「浮輪より俺の方安定感あるって」 律がため息をついてもっと俺にしがみつく。まあ…密着した肌に浮輪を離したことに後悔したのは俺だったけど。 俺は律を支えながら水着のポケットに手を突っ込む。 「―――――律」 「ん?」 律が返事をした瞬間俺は律と海の中に潜り込んだ。 突然だったから律は息をうまく吸っていなかったらしくすぐに口から気泡がでる。 ―――苦しいんだろうな 律の唇に唇を重ね空気を共有する。 律が落ち着いたとこで俺は唇を離して