律ってこんなに幼かった?そんなに俺を想ってくれてたの? 拗ねる律の髪を触って自分の方へと優しく引っ張った。 律は驚いた顔をして俺に近づいてくる。 あと少しで唇がつくってとこで俺は 「ごめんな」と、呟いて少し強く髪を引っ張る。 目を閉じた瞬間俺と律の唇が重なった。 触れるだけのキスをして離すと律の顔は真っ赤で……、 「ばか」って言ってた。 「さて!海入りますか!」 「体大丈夫なの?」 起き上がった俺の額に手をあてる律。 「もとから熱なんてねえし」 俺は律の腕を引っ張ってパラソルをでた。