イイヒトダトオモウシ……?
出会ったりしたらまた和人はそのすごく好きだった子を好きになる?良い人だし?
「そっか……だよね!向井 和人めっちゃ一途だし」
一途………たしかに一途だよ、和人は。だけどその一途があたしより前の子に向ける気持ちの方が勝っていたら?
「そうだよ、一途だもん……。」
口からはぽろぽろと思ってることと反対のことがでていく。華織の例え話なのにこんなに考えちゃうなんて我ながら情けない。
「だよねー」と言いながら華織は机の上に何冊もある雑誌のなかから1つ取って読み始めていた。
華織の例え話、華織の例え話……
なんて自分に暗示をかけてみるけど気になってしょうがない。
和人の過去―――――――。

