あ………、和人さん。 そう分かった瞬間カーテンが開いた。 俺は―――………寝たふり…。 特徴的な足音で和人さんだと分かった。 和人さんがベッドの横の椅子に座って優しく俺の腫れた頬を撫でた。 その手があまりにも優しい。 「碧、悪かったな」 低い声が俺の全身をかける。 「こんなになるまで殴って」 悪いのは和人さんじゃねえ。紛れも無く俺しかいない。 「そりゃキスしたのはムカついたけど」 俺は下唇を噛む。 「大切な仲間の1人ならこんなにすることなかったよな」