青年は、



これキャビアといいますが

同じキャビアでもピンから

キリまでありまして。



ぼくは、

最高級といわれたものから

出来る限り安価なものまで

探して。

試してみたわけです。



あまり、安価なものは

宜しくありませんネ?

口中に皮が残ります。



して



最高級といわれるものと、

その下、は。

原産地ブランドかなあ



ちなみに三番め、

と、巷でいわれているものが、

ぼくには

たいへん美味に感じられたので

娘さんにはどうかな?と思い。

まあ冒険がてら来たわけです。



共感していただけたら嬉しいなあ





娘は言われるまま匙ですくい。

ぱくり。と口へ放り込んだ

みるみる娘は幸福な表情に変わり



『世界でいちばん。

美味しいキャビアの味を、

今私しりました』



うれしいありがとうと



云いました。

娘はすっかり信頼を、

彼に置いたんですな。





すっかり惚れこんだ娘は、

のちに、



彼の口移しならば

苦手なホヤも食せるのかな??

と思い、試してみましたが



やはり戻してしまいました