諸国の王子が



若者からある程度年輩の方まで



手に手に最高級の物を携え



娘を求めに参りましたが。



娘はナンダカさみしそう。





ある日、



随分と、旅を重ねられた。



と、

いう風体の青年が

あなたはチョウ鮫の卵を、

ごぞんじか?



と、ほんに小さな小瓶を、

手の平に載せ

現れた。





娘は



聴いたことがあるっ!

でも

食したことはないっ、と。



その話題に、食いついた。





娘はなぜか。

黄金や珊瑚にはあまり

反応を示さなかったのが、



たまたまなんでしょうたまたま



もしかしたら



死を意識するほどに憂鬱で

ならばわたしにくださった

宝石が、わたくしの時間に



なんの影響を及ぼすの??と。





それより



しておきたい事。の方が、



ジャスト☆それ!的に

はまったのかあ、

しれやせん。





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