私は逢くんにニッコリ笑いかけた。 「花梨!」 ミナキくんが部屋からちょっと怒った顔を出して、「早く来い」と手招きしている。 「ごめんなさいー! 今行きますっ」 私は逢くんに向き直って、もう一度ペコッと頭を下げた。 「じゃあ、これからよろしくね、逢くん!」 そして私は急いでミナキくんの部屋に向かった。