「……へ?」


思わず目を疑ってしまった。


「ん?

どうしたの?」


「え……どうしたのって……。

これ……なあに?」


待ちに待ったお昼休み。


昨日と同じ場所でお昼ご飯を食べることになった。


ミナキくんは昨日約束した通り、私にパンを買ってきてくれた。


そう、買ってきてくれたのはいいんだけど……。


「何って……パンだよ?」


「うん、それは見れば分かるんだけど……」


買ってきてくれたのはいいんだけどね!?


「どうしたの!?

この量!!!」


私の目の前にそびえ立つパンの山。


20個?


30個?


とにかく、ものすごい量……。