「すいません、お待たせしました」

「お帰りなさい。もう大丈夫なの?」

「はい。それでお二人にお願いがあるんですけど…」

「なんだ?」

「二人とも僕のことテルって呼んでましたけどできれば記憶が戻るまで正輝って呼んでくれませんか?」

「あぁ、分かってるよ。自分はまだ何も思い出してないのにテルっていわれたらなんか嫌だもんな」

「ありがとうございます。記憶が完全に戻ったらまたテルって呼んでくれますか?」

「もちろんだぜ、さぁそろそろ時間だ、行こうぜ」