それからは本当に幸せな日々が続いた。この幸せな時間がずっと続いてほしいとテルは思った。しかし、その幸せな日々はある日突然崩れ去った…


   -大森先輩へ-
突然ごめんなさい。理由は言えません、別れてください。今まで楽しかったです。さようなら
          美里


その手紙は本当に突然テルの元にきた。付き合うようになってテル君と呼ぶようになった美里が大森先輩と書いていることに美里の気持ちは本当にもう自分にはないということを思い知らされた。テルには世界が灰色に見えた。