母親は店であり、家の方には凜香と俺の二人きりだ 「凜香。来いよ」 キッチンから飲み物を運んできた凜香の手を引いてソファーに座る自分の膝の上に座らせた 「りゅう?」 いつもより赤の強い口紅を塗った凜香の唇に吸いつく 「っぁ…ん」 聞こえてくる甘い声 ベビーフェイスとは不釣り合いな甘美な声だ