「それと、麗はほのかが好きなんやろ?


麗とは昔からの色んな意味でのライバルなんや。


麗に負けたくないからって言うのもあるけど本気で良いなって感じたんや。


ほのか、真剣に考えてくれへんか?


ほのかは好きな人がおるんか?」


昴の真剣な顔。


ほのかは頷く事しか出来なかった。


「ほのかさん、ゆっくり考えてくれて良いのですよ。


ほのかさんの大事な大事な人生なのですから。


それと麗の事宜しくお願いしますね」


ニッコリと花の笑顔を見せてほのかの頭を優しく撫でた。


(何かロシアンル~レットの時と人格が違う・・)


「ほな、お開きにしよか。


ほのか突然ですまんかったな。


俺は諦めたりせぇへんから。


もちろん、旬榎っちゅう奴にも負けへんで!!」


と言って昴、昴父、麗母は奥の部屋に入って行った。