「あなたがほのか?


私、あなたに勝負を申し込みますわ」


それは突然の事だった。


嵐が過ぎ去ったと思ったと同時に勝負の時が。


ほのか大ピンチ。


それはついさっきの事だった。




~回想~


それはほのかが散歩に行こうとした時だった。


「あなたがほのか?


私、あなたに勝負を申し込みますわ」


涙を流しながら真っ黒な美しい髪をしたモデルの様に背が高く美人な子がいきなりほのかに言って来たのだ。


「は?


どうゆう事ですか?」


状況の理解出来ないほのか。


「申し遅れました。


私、旬榎サマの婚約者の琳嬢 美智(リンジョウ ミチ)と申しますわ。


あなたの事が好きと言って婚約を解消して欲しいと言って来ましたの」


「…」


ほのかは複雑な気持ちだった。