そしてまたまた手を引っ張られた。


「旬くん?」


それはパーティー風に一段とカッコ良くなった旬榎だった。


「ビックリしたか?


麗に連れて来いと言われたんだ。


ほのか凄く可愛いよ」


真っ赤になりながらほのかの手を引く旬榎。


「あ、あ、ありがとう。


旬くんもカッコ良いよ」


そんな会話をしながら講堂に向かった。


「開けるよ?」


「うん」


ドキドキしながら2人でドアを開けた。


「「キャ~~~~!!!」」


開けた途端、目を瞑りたくなる程のスポットライトを浴びせられた。


それと生徒達の大歓声。


「…ほのかごめん。


俺こう言う所、苦手何だ。


ほのかは楽しんでね…」


そう言って旬榎は口を抑えて走って行ってしまった。