「…どうしたの? 嫌な気を纏ってるわね」 うつむいて歩いていると後ろから透き通った声がした。 振り向いて見るとそれは華楽(カグラ)だった。 「…華楽ちゃん」 「悩み聞きましょうか? 私で良ければだけど…」 華楽は不安そうなほのかに優しく微笑んだ。 「うん!」 (華楽ちゃんいてくれて良かったぁ) ほのかは心の中で呟きながら昨夜の事を話始めた。