だから調べる事をやめたんだ。
俺は公けの場に出るのは辞めて冷酷と言うイメージで殻を作った。
本当に馬鹿なのかもしれない。
でもそうでもしないとメチャクチャになってたと思う。
俺は弱いんだ。
逃げてるんだよ。
そんな時、また現れたんだ。
命よりも大事だと誓ったあのほのかが…。
何も変わらなかった。
その笑顔も仕草も真っ直ぐな瞳も変わってなかった。
涙がでそうだった。
メチャメチャにしたかった。
ほのかお前は凄いよ。
だからリア・プリンスと同じ班だと聞いて正直妬いた。
俺の側に置きたいと思った。
でも許される訳じゃないんだ。
俺に自由は無いのだから……。


