「私にとって信じられない奇跡が起こったんだ。


よかったぁやっと見つけられた。


旬お兄ちゃん会いたかった」


麗はただほのかの話を聞いていた。


「偶然ってあるもんだな。


まぁ今日は泣いとけ!」


珍しく優しい麗。


「でも、音依璃ちゃんが言ってた事、本当かな?


お兄ちゃんも変わっちゃたのかな…」


ほのかは泣き止んで立ち上がった。


「お前、音依璃と会ったのか?」


「うん。


お馬鹿なお兄様に宜しくだって!」


「音依璃の奴…。


喧嘩売ってんのかよ」


2人はじゃれ合いながら寮へと戻った。