「おはようございます。
話は聞いています。
行きましょう」
相変わらず無愛想な鬼神。
「麗は寝なくて良いの?」
「ああ?
俺様は無敵だからな。
仕事の疲れはあるが、支障はねぇよ」
自慢するように言った。
「お坊ちゃまも大変ね」
ほのかは麗にからかう様に言ってやった。
今日のテストは体育だった。
運動音痴のほのかのせいで一点減点されてしまった。
「どうすんだよ!
完璧な俺様に恥かかせやがって。
全く聞いてないゼ…」
キレ気味の麗が鬼神に聞こえない様に怒鳴った。
「ごめんなさい」
流石に落ち込むほのか。