麗達は仕事があるからと行ってしまった。


今日は皆、戻らないらしい。


寮の前までくると、全身真っ白な格好をした目が赤色の美少女が立っていた。


「ほのか様ですね?


一度、お会いしたいと思っていました」


子猫の様に少女が抱きついて来た。


「あ、あの」


困惑するほのか。


「失礼いたしました。


同じ1年の飛氷 麗の妹の音依璃(ネイリ)です」


「妹?」


ほのかは全然似てない彼女に驚いている。


とりあえず、部屋でお茶を出した。


「どうして私に?」


「実はお兄様が面白い者を見つけたと言っていたので、調べてみたんです。


そしたら、ほのか様に辿りついたんですよ。


暮らしの内容が面白かったので本人はどうかなぁと思ったんです」


(中身はそっくりなんだ・・・)


ほのかは心からそう思った。