「まずは、荷物を整理してこいよ!


俺達も仕事があるしな。


何かあったら部屋にある内線で連絡しろ」


そういって麗たちはゾロゾロとそれぞれの部屋に入っていた。



ギィー・・・


ほのかはドキドキしながら部屋の扉を開けた見た。


「可愛い」


部屋にはやっぱりシャンデリアがあった。


ピンクと白で可愛く統一された良い香りのする広い部屋。


クローゼットには何着もの新品のメルヘンな洋服がずらり・・・。


少ないほのかの荷物も綺麗に整頓されていた。


ほのかは天蓋つきの花柄のフカフカのベットに腰を下ろした。


しばらくすると、寮のチャイムが鳴った。


と、同時に内線の電話が鳴った。


「もし・・・「出ろ!」」


麗がほのかが電話に出た瞬間、言葉を遮って一言だけ言って一方的に電話を切った。


ほのかは溜め息をつきながら玄関に向かった。


「はい・・・」


「ほのかさん来てしまいました!」


「佐和ちゃん!」


それは佐和だった。


「へぇ本当に今年の特待生さんは美人さん何だねぇ。


あっ!ごめん。


アタシは佐和と同じ6人制の班になった2年の島斗璃 芳乃(シマトリ ヨシノ)て言うの!


ヨロシクね!ほのか」