「・・・分かりました!私、先輩達に負けませんから。覚悟して下さい」


(言っちゃたぁ・・・て言うか、負けないって何よ私!)


訳も分からず、ほのかは五人に指をさして堂々と宣戦布告をしてしまった。


「へぇやっと言ったな!契約の証に、このピアスをしとけ!」


そう言って麗は真っ黒で中央にRと白で書かれたピアスを渡した。


カチャッ


ほのかは何の戸惑いも無くピアスをつけた。


「それ・・・取れないぜ。


それをつけている限り俺達はほのかの居場所が分かる様になっているんだ。


つまり、首輪見たいな物だ。


もう逃げる事は出来なくなった訳だ。


良かったなぁ」


麗がほのかがピアスをつけたのを確認すると、笑いながら言って来た。


「・・・そんなぁ」


麗の言う通り、いくら頑張っても取れなかった。


「さぁて!部屋に行こうかほのかチャン!


安心してね。僕達のリア・プリンスの住む寮は部屋が沢山あるからね。


それに、男子5人と組んでる女の子はほのかチャン位だから部屋は鍵も付いてる見たいだし・・・。


プライベートは守られるからね」


と、佐希がほのかに笑いかけた。


「さぁ行こうか」「お姫様」


羽守希と水希がほのかの手を掴んだ。