「ごめんな。


逢った時は少し彩芽を懲らしめたくてのってたんよ」


「いいえ。


でも、彼等に甘えていた事実は無くなりません。


だから良かったんです。


旬お兄ちゃんを忘れる機会にも…。


嫌われてしまったから・・・」


俯くほのかに対し桜樺は旬と言う名を聞きハッとする。


「まさか…。


もしかしてなんも知らへんの??


ほのか直ぐにロスに飛びやぁ」


「ロス??」


「そうや。


真実を知らなダメ。


何もしないで立ち止まるのはいけへん。


陽だまりの様に明るいあんたはんなら乗り越えられる。


行きや。


皆には私が今から電話しとくから!!


寮に戻りなはれ!!!」


その強い言葉にほのかは頷き寮に向かった。