「あたしはただ笑っていたかったんです。


こんなに大勢の人に嫌な思いをさせていたん何て…。


知りませんでした…」


小さな声で懸命に口を開くほのか。


「あはっはははッ。


うふふふふッ」


甲高い桜樺の笑い声が響く。


「何を言ってますの??


私にあんたはんの思い出を聞かせてくれたらよろし。


何も怖く思う事あらへん。


外に出られない私にほのかの思いを話してや。


何もせぇへんよ??」


意外な言葉が桜樺の口から漏れる。


「ちょっと待って下さい!!!


どうゆう事ですか??」


彩芽が声をあげる。


「あんたは黙っときぃ。


私は彼女を呼び出してと言っただけやのに勘違いして。


ほんとに腹黒い子やなぁ。


花園会はアイドルグループの追っかけちゃうよ。


好き放題やってkらはりましたなぁ」