麗side…



麗は走っていくほのかを見つめていた。


何だよあの顔反則だろ。


あんな顔、初めて見た。


あんな顔見ちまったら離すしかねぇだろ。


俺、あいつに惚れてんのか?


今更そんな生温い感情いらねぇ。


けどあいつの顔が離れない。


どうすれば良いんだよ。


遊んでやるつもりだったのに…。


ダセェ…。


ほのかか…。


お前はスゲェ奴だ。


だから自分で決めた道を行け。


それで良いんだ。


俺はきっと見守る事しか出来ネェけどさ。


ずっと見てるよ。


お前なら大丈夫だ。


頑張れ。


こんな言葉しかかけてやれねぇけど…。




……頑張れ。