朝がやって来た…。


ほのかは日差しの眩しさでは無く外のうるささで目が覚めた。


目を擦りながらリビングに向かった。


そこには麗達をはじめ、昴、佐和、芳乃、華楽たちが一枚の紙を囲んで深刻そうな表情をしていた。


「みんな揃ってどうしたの??」


慎重に聞いてみた。


麗は何も言わず囲んでいた紙をほのかに渡した。


「小日向ほのか様へ…」


ほのかはその紙を声を出してゆっくりと読んでいく。


内容はこうだった。



小日向ほのか様へ


私共、花園会(カエンカイ)は動き出す事にいたしました。


私達の使命は学校のアイドルをお守りする事。


ほのか様はそれを冒涜する様な行いをして来た。


私達の怒りもピークに達しました。


そこで花園薔薇の会を指揮するプリンセスに許可を頂ました。



あなたを花園会に所属する女生徒全員の前で査問会にかける事に致しました。



なお、学園の王子達がほのか様をいくら寵愛なさっているとしても口出しは一切禁じます。


日時は花園会の離れに12時にお越し下さい。


遅れたりいたしましたら容赦無く退学処分と致します。


では後ほど…。


FROM:KAENKAI…