それから、ほのかは照れながらも花火を昴達と楽しんだ。


昴は名残惜しそうにハニかんで寮に戻って行った。


「おい!帰るぞ」


ほのかの手を強引に引っ張る麗。


「じゃあ」「僕等は」「こっち!!」


双子の二人は反対側のほのかの手を掴む。


「…バケツ貸せ」


小春は強引にほのかの持っている花火の残骸が入ったバケツを取った。


「ほのかチャン、今日はゆっくり休んで。


《珍しく麗が元気がないって言って来たんだ》」


佐希は耳元でささやいた。


はぁぁぁ~??


麗が心配?


確かに今日は優しかったカモ…。


ホント良く分かんない…。


そう思いながらもリア・プリンス達に甘えてゆっくり休んだ。