ほのかside…


許婚とは聞いてたけど…。


さすがに照れるよ。


さっきの昴…あまりにもマジメでビックリした。


ほのかは花火の事など忘れて庭の石に座った。


「おいおい。


花火やりてぇって言ったのお前だろ?


サボる何て良い度胸じゃねぇか」


それは走ったせいか、髪が乱れている麗だった。


「ご、ごめん」


「何があったかしぃんねぇけど、落ちてるお前らしくねぇぞ」


麗はほのかの頭を軽く叩いた。


「落ちてるとかじゃなくて悩んでんの」


「お前の脳でも悩みなんかあるんだな」


ケタケタと笑う麗。


何なのよこいつ…。


馬鹿にしてんの??