「どうしたの?


顔色悪いよ??


あのね、みんなが一緒に花火やろうって!!」


ほのかは何の戸惑いも無く昴を覗き込んだ。


「キャッ!!」


突然だった。


昴がほのかを抱き締めたのだ。


「あっごめん…。


先に行っとって」


昴は我に返りほのかを離した。


2人共、顔は真っ赤だ。


ほのかはボー然として立ち尽くしていた。


「わ、わわわ分かった」


明らかにほのかは動揺して顔を押さえて走って行った。


何やってんのや俺。


嫉妬するのは一人前の男になってからやろ…。


ほのかは引いたよな。