奥さんに番号教えろと
言われたらしく電話が
かかってきた。



「もしもし‥」


「あ…もしもし。」


「誰ですか?」


「恭介の妻ですが。」


やっぱり…
けど綾香は冷静だった。

「はい。なんでしょうか。」


「恭介と付き合ってるの?」


「今は付き合ってません。」


嘘をついた。


「いつまで付き合ってたの?」


「一週間くらいです。すいません」


「すいませんぢゃないやろ。
なんでなん?まさか結婚しとる
ことしらんかったとかは
ありえんやろ??」


「つい…相談相手だった
んですが…」


「どっちから告ったん?」


「告白はどちらもなかったです。
流れでそぅなりました。」


「あんた自分でしとること
わかっとんの!?家庭壊すなや」


「はい…
でも恭介さん言ってました。
奥さんのヒステリックや
ノリの悪さや子供の教育には
ついていけへんって。」


「なっ……」

「恭介さんから少ない期間
でしたがたくさん
相談されました。」


「あんたに関係ないやろ!!」

「せやな」


「あたし〜
昨日も恭介とセックスしたし
毎日キスしとるし〜
ほんまは仲良しやで??
お腹にも赤ちゃんおるし〜
男の子やって!!
1人目は女の子やから
男の子バリうれしいわ〜」



他界しろ

キレそうになった。


「妊娠おめでとうございます。
やけど今のあたしには
そんなセックスだの
キスだの妊娠だとか
関係ありません。
勝手にラブラブしてて下さい」


「まぁええわ。
もぅ近寄らんでな。」


「興味ないんで。」


といい電話切った。