それからしばらくたったあとに
いきなり友達から電話きた。



「ちょ!!!綾香の彼氏さんって
今どこにおるん!??」


今?

「今は外出中らしいで。
恭介の両親と子供と
買い物ってゆっとった。
どないしたん?」



なんか…不安がよぎった。



「今○○ショップに彼氏と
おるんやけど…」


沈黙があった。


「だからどないしたんやって!
意味わからんやつやなぁ(笑)」


「嫁みたいな人と子供と
おったんやけど……」


「え…綾香には
両親と買い物って
ゆっとったで…?
どんな服装??」


「あの色のジャンパーに
あの色のジーンズに
あの色の靴。」


「は…
恭介やんか…
奥さんどんな人??
子供何歳くらい?」



詳しく聞いたがやっぱり
恭介だ…



綾香は恭介を信用し続けてた。


"ウチのやつとは
どこにも行かないよ"



信じてた…